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NOLAのコンセプト

NOLAのコンセプト

NOLAは、一応カフェと名乗っていますが、一番ご提供したいのは空間を体験していただくことです。

経年美に浸かる

学生時代にバックパッカー的な旅行で、ヨーロッパの街をたくさん巡りました。そこでは、古い建物が今なお現役で活躍していて、それが本当に美しく、建物を見ているだけで豊かな気持ちになることがよくありました。これを日本でやらないなんてもったいない! ぜひ、時を重ねたものが発する空気に包まれてみてください。

古民家でも快適

古民家は日本でも若い世代には人気がありますが、いざ住むとなると「古民家は寒い、不便」と嫌われることが多いように思います。実際に古民家をカッコいい店舗として活用している事例でも、寒くて暑いということはよくあります。しかし、この気候危機の時代においては、古民家本来の意匠を残しつつも、できる限り気密断熱性を改善していく必要があります。この古民家もその一例として、より多くの人に体感していただき、一棟でも多くの古民家をより良い形で後世に引き継ぐことにつなげられたらと思います。

※お子さまの受け入れを、原則的に断念

プレオープン期間にちょっとした「事故」があり、お客様に大変悲しい思いをさせてしまったことを反省し、原則としてお子さまのご来店をお断りすることにしました。

苦渋の決断ですが、お子さまもいずれ成長します。その時またご縁があれば、お越しいただくということがお客様にとっても当店とっても最善の策なのかもしれないと思うようになりました。

当初は、幼少期から身近に古民家を体験してもらいたいという思いや、一般的な椅子席のカフェに行きづらい子連れの親御さんに来てもらえる場所にしたいという思いがありました。

しかし、NOLAには、破損すると「覆水盆に返らず」的な壊れ方をする部分が多々あるということを改めて痛感させられたのです。​今やほとんど手に入らない素材、今やほとんどいなくなってしまった職人の技…。

「覆水盆に返らず」は、誰にとっても大変重たい事実です。いずれにしても時間とともに劣化していきますが、未来の人ができるだけ良い状態のまま、この建物を見られるようにすることが、より大事かもしれないと思うようになりました。

自分自身が子連れで行けなかったお店や宿に疎外感を感じましたし、これが正解なのだろうかと今も悶々としつつ…。

お子さまの受け入れを断念
NOLAの来歴

NOLAの来歴

NOLAは、立派な木をふんだんに使った古民家で、築200年の建物だと売り主さんから伺っています。実際の築年数は、棟札などが出ていないので正確には分かりませんが、かつては集会所のような場所として行事の際はもちろん日々近隣の方が出入りされていたそうです。私たちが去った後も次の人に手渡し、未来に引き継いでいきたい建物です。

こんなに素晴らしい建物を独り占めするなんてもったいない――。引っ越し当初から思っていましたが、このたび、個人宅の建物を一部店舗化し、より多くの人にこの空間を体験していただけるようになったことを大変嬉しく思います。

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NOLAという名前

NOLAという名前

「さて、どうやってお店の名前を決めようか…」と、あれこれ試案している中で、まず日本語でなじみのある音が良いなと思いました。いくつか候補が挙がった中で「のら」を調べていると、外国の女性の名前で「Nola」とあり、それが英語では「Magnolia」の短縮名であることがわかりました。Magnoliaは、モクレンのこと。「お~!モクレンなら、ちょうど裏庭にあるじゃん!つながった!」と思いました。引っ越してきて間もなく、裏庭の木に大きくて品のある白い花が咲いて、それがモクレンだと分かって嬉しく思ったものです。そして、そのモクレンの花言葉「自然への愛」「持続性」は、この建物にぴったりな気がしました。

「のら」は日本語では野良。野原や田畑のこと。かつてこの古民家の周辺は一面田んぼだったということで、日本語の意味的にも似つかわしい。また、のら猫、のら犬の「血統書付きとは違う“自由”のイメージ」は、個人的に好きですし、私自身この家の血統ではありませんので、この建物にとって私自身が「のら」みたいな存在でもあるわけです。

 

・・・で、NOLAです。

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